2017年1月31日火曜日

チーズケーキ




パルミジャーノと黒コショウ。

レモンピールの程よい苦み。

肴ですか?

いいえ。ケーキです。

ヒマダコーヒーのチーズケーキは
結構 濃厚な大人の味わい。

珈琲とよく合いますが、
お酒好きからも好評です。




2017年1月30日月曜日

大人とカワハギ






カワハギを前にすると必ず子供の頃を思い出す。

釣りに凝っていた父は、
週末の毎に海に赴いては、
小さなカワハギをよく釣って帰ったものだ。

母が刺身にこしらえてくれた
その釣果を口にするのが当時なによりの楽しみだった。

小さなカワハギから取れる切り身はごくわずか、
その希少性に加え、肝と醤油を溶く"肝醤油"なる大人の味の魅力も手伝い、
週末の手土産は、光り輝くご馳走として子供の眼には映った。


サンタクロースの真実について気付かされたのもちょうど同じ頃。

クリスマスの朝、起きると枕元には釣り竿が…

もっと幼稚なおもちゃが欲しかった僕にとって、
生まれて初めてのあまり嬉しくないプレゼント。

当時、釣りが好きだったのは僕ではなくて父。

………!!! そういうことか。

今にして思えば父子で釣りに行きたかったのだろう。
そんな親心も分からずに、父の息子はミニ四駆ばかりを走らせていた。


僕も気付けば当時の父の年齢を僅かに超していたようだ。

まだまだ至らないながらも、
それでも随分 大人になった。

肝醤油とサンタの不在。

カワハギがほんのちょっとだけ、
大人になるのを手伝ってくれたのだろう。








2017年1月29日日曜日

薄地の陶の碗





カフェオレ等を頂くのは、こちらの碗で。
不思議な形。

なんでも、瓜やココナツの実など、
天然のもので型をとっているのだとか。

少し繊細な、薄地の陶器。

アツアツのお飲み物を容れると、
アツツツツ!

熱くてなかなか持てません。

「どうやって飲むのですか?」

と、たまにご質問いただきますが、
ごめんなさい。答えはひとつ。

「ごゆっくり、お過ごしください」

くつろいで、すこし冷めるのをお待ちください。
じきに持てるようになります。

お喋りしながら、
読みかけの本を読みながら どうぞ。

少し、無責任なようで恐縮ではありますが、ご寛大に。



よろしければ憩いにいらして下さい。

そしてどうぞ、
ごゆっくり、お過ごしください。

ヒマダコーヒー 店主 敬白


2017年1月28日土曜日

どんな音楽が流れるか



どんな音楽が流れるか。

それはカフェにおいて、メニューや接客と同じくらい肝心なことだとヒマダコーヒーは考えます。

  ロックがかかればロックな店に、
  ロックな店にはロックな人が…

流れる音楽によって、店の性格が決まると言っても過言ではないからです。

さて、昨年の9月にオープンいたしましたヒマダコーヒーですが、開店に際しての記念すべき1曲目は何をかけるか、僕もいろいろ考えました。

なぜなら、その1曲で今後の店の運命が決定づけられる…
さすがにそれは大袈裟ですが、そのようにあれこれ考えるのも楽しい夢想です。


自分の世界を丁寧に描き出すセロニアス・モンクのソロピアノには倣うところ多いぞ。

いやいや初心という意味ではグレン・グールドのデビュー作品、バッハ『ゴルトベルク変奏曲』なんか良いな。

それともライ・クーダーの愛すべき『Cancion Mixteca』も…


かけたい曲は数え切れません。
そんなふうにしながら準備を進めていれば、あっという間に開店時間。 


何はともあれオープンの看板を外に出し、そそくさと開業です。

気付けば選曲はなおざりのまま…

その時 かかっていたのは準備中に聴いていたマイケル・ハーレイ






大好きなミュージシャンです。
呑気で、いなたく、調子外れ。そしてどこか鄙びてて。
僕の思い描くヒマダコーヒーにぴったりかもしれません。

成り行き任せでいいじゃない。
候補していた曲らは うっちゃって、オープンしたばかりの店には、そのままハーレイの唄が流れ続けました。


常にその場の空気を読み取り、適当なBGMを選曲。
音量の微妙な強弱までも完璧に管理して空間をプロデュース。

そうなれれば理想ではありますが、なかなか思うようには出来ない面もありますし、再生機器に少し手を焼いているのも現実です。

それでも、お客様の過ごす時間と場所に、ささやかながらも好い音楽を添えてゆけたらと、そう思います。

どうぞ 憩いにいらして下さい。


明日あたりもマイケル・ハーレイが流れているやもしれません。


店主 敬白





2017年1月27日金曜日

天気の良い午前は、、






冬だって天気の良い午前は窓を開けて営業したいものです。

だって、気持ちいいじゃないですか。

ヒマダは寒いからなと仰らず、厚着をしていらして下さい。

石油ストーブは点いていますし、ブランケットもございます。

湯気を立ち登らして飲むカフェオレ+ラムホイップも素敵ですよ。

2017年1月25日水曜日

ナポリタン





マスターの朝はいつものパスタ打ちから。

強力粉と地粉、平飼い玉子、
少量のオリーブ油で捏ね上げ 平打ち麺に。

ケチャップも自家製。
トマトをベースに野菜と果物で煮込みます。

それと手作りベーコン。
豚の肩ブロックを燻製して作ります。

胡椒、オレガノ、パルメザンを
振りかければヒマダコーヒー名物 ナポリタン。

オール手作り。もちろん全て安心食材。

お暇でしたら召し上がれ。


2017年1月24日火曜日

ハヤシライス



奇をてらわず、
まずは基本に忠実に。

ヒマダコーヒーのハヤシライスは
古き良き洋食レストランをお手本に。

玉ねぎを飴色に炒め上げるところから始まります。

国産和牛をたっぷりと。
有機赤ワインで艶やかに。

トマト、人参、パプリカ、セロリ、香辛料で煮込めば完成。
召しませ。ヒマダコーヒー謹製ハヤシライス。

もちろん、安心安全食材。
出来合いのルーなどは使っておりませんよ。


*ハヤシライスお休み中。カレーライスをお愉しみ下さい。




2017年1月22日日曜日

スコーンについて






ヒマダコーヒーのベーシックなスコーンは
ほんのりココナツとニンジンの風味。

有機ニンジンを磨りおろすところから始まります。

バター、牛乳、玉子は使わない仕様。

温めると少しポソポソしてしまいますので、
常温で召し上がっていただくのがお勧め。

ですが、温めてのお出しももちろん出来ます。
その際はメープルシロップや
ラムの効いたホイップなどをトッピングされると良いでしょう。

ニンジンの搾り汁と
ココナツシュガー、ココナツオイルが味の決め手。

優しい風味に仕上がりました。
ヒマダコーヒーのスコーン。

お暇でしたら召し上がれ。



2017年1月20日金曜日

ご挨拶






喫茶店がオープンいたしました。

名前はヒマダコーヒー。

ヒマダだなんて、少し間の抜けた店名ではありますが、

皆さまの暇つぶしのたねになれますよう
そんな想いから命名いたしました。

もちろん、珈琲だけでなく
他のお飲みものや軽食もご用意しております。

どうぞ憩いにいらして下さい。

皆さまの過ごす暇なお時間が、
充ち足りたものになりますよう。

                                 店主 敬白